HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)知ってますか?
心療内科の先生に
自分の今の気持ちを打ち明けた。
しかしこのとき先生の
「表情」
「うなづき」
「態度」
が納得いかないものだった。
なんとなく冷たく流された感覚があったのである。
自分の気持ちに共感してくれていない。
そんな感覚。
この日は、先生に話を聞いてもらい
気持ちが軽くなるどころか
先生の態度を敏感に感じ取ってしまい
正直嫌な気持ちになって帰った。
長い待ち時間だったのに・・・
待って待ってやっと呼ばれて話をしたのに
何でこんな思いしなくちゃいけないんだろう。
悲しかった。
それからずっと自分の事を考えていた。
人の表情、態度、細かいことが気になり敏感に受けとってしまう自分。
よく考えたら過去を振り返ってみても
自分は幼少期の頃から他の人以上に常に敏感で
生きづらさを感じてきた。
アルバイトも何度かしたが、転々とした。
理由は全て人間関係。
人の事を気にしすぎて精神的にやられてきた。
こんな性格がいけないんだ。
もっと強くならなくちゃ、そう思ってもきた。
身内や友人からも
「いつも人間関係で仕事を辞めて、そんなんじゃ世の中やっていけないよ、もう少し強くならないと」とも言われてきた。
ぐうの音も出ない。
分かってる、自分でも分かってるんだけど、
いつもいつも気にしすぎて疲れてしまう。
自分を変えていかないといけないんだろうね。
・・・そう思ってきた。
ネットで検索していると
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉を目にする。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン氏が提唱した、「過度に敏感過ぎる人」のこと。
正常な特性で、持って生まれたもの。
病気でも障害でもなく「気質」の一つで5人に1人はHSPだと言われている。
人の気持ちにもとても敏感なため、
共感力が高く、他人の気づかないところに気づく一方、
非常に深く考えすぎて疲れたり、傷つきやすい。
その他も色々書いてある。
全部自分に当てはまる。
そういうことだったんだ。
心療内科の先生には言われなかったこと。
HSPを知ったことで
今まで生きてきた「自分」が分かった。
独身時代、両親や兄弟と生活しているときも
家族とのやり取りの中で色んなことを敏感に感じてきた。
家族なのに本来の自分をさらけだせず
気を遣う自分が常にあった。
学生時代もそう。
社会に出てもそう。
ずっとずっと生きづらかった。
そういうことだったのか。